この原則は、新たな素材の生産と廃棄物の排出の両方をなくしていく循環型エコシステムの実現を目指して、私たちが前進するためにあります。私たちコーチトピアは、既存のアイテム・素材から新たなアイテムをつくりだし、それが再利用や再製作されて何度でも生まれ変われるように設計しています。従来の方法でつくられたアイテムと比べて環境への影響を軽減しながら、同時に魅力的でもある、そんなアイテムを生みだす新しい方法を見つけることが私たちの目標です。
リサイクル、再利用、再生された素材
私たちは、既存のアイテム・素材から新たなアイテムを生み出す斬新な方法をいつも探究しています。私たちのミッションは、まっさらなバージン素材の使用を減らし、リサイクルされた廃棄物からつくられた代替素材や、製造工程で余ってしまったはぎれのような再利用(リパーパス)素材からアップクラフトされたものを優先的に使うこと。また、リジェネラティブ農業を取り入れている農場で生産されたレザーなど、従来の方法で調達された素材と比べ地球にやさしい素材への投資も進めています。
すてるを、つくるに
余ってしまった素材や捨てられるはずの素材からものづくりを。それによってコーチトピアは、ファッション業界全体の温室効果ガス排出量の38%*を占めるといわれる、まっさらな原材料の生産を回避しています。私たちのアップクラフト・レザーは、COACHのレザーバッグの製造工程で生じたレザーのはぎれから巧みにつくりだされたもの。また、コーチトピア レザーは、皮革なめし工場からのレザースクラップを少なくとも50%再生使用しています。コーチトピアが扱うそのほかの廃棄物由来の素材といえば、廃プラスチックを70%再生使用したレジン、リサイクル成分が95%以上のコットン、そして100%リサイクルポリエステルなどがあります。
* 出所:McKinsey & Companyによる「Fashion on Climate」調査(2020)
よみがえる資源、イノベーティブな素材
私たちコーチトピアは、従来の代替素材に比べて環境負荷が少ない、責任を持って調達された再生可能な素材を使用・開発することで、未来への投資を行っています。たとえば、牧草地を活性化し、生物多様性や土壌の健康、生産性を向上させるリジェネラティブ農業の手法を取り入れた農場からのレザー、さらにはサトウキビ由来のバイオ燃料でつくられたEVAや、炭素を吸収する藻の栽培によってつくられたインク顔料まで。こういった、再生可能な資源からつくられたイノベーティブな素材に力を注いでいます。
次へと繋がるデザイン
私たちコーチトピアは、アイテムがただ長持ちするだけでなく再生できるという視点でデザインしながら、より循環する未来に向けて伝統ある高級レザーのクラフトマンシップを見つめなおしています。アイテムははじめから、簡単に分解・リペア・再構築ができ、二度、三度と新しい人生に生まれ変われるように設計されているのです。そうして、捨てられずに愛用されつづけるアイテムを創造するとともに、スタイル、耐久性、機能性といったコーチに期待されるすべてをお届けしています。
リメイクできる作り方
ネジ式の金具、取り外し可能なハンドル、バインディング構造、モノマテリアルのデザインなど、サーキュラーデザインをめぐるさまざまなディテールを開発しました。これらがアイテムに組み込まれることで、従来品よりも素材へのダメージを少なくしながら製品のリペア・分解・リメイクを可能にします。そう、私たちの素材はその価値を損なわず、最高のコンディションで使用されつづけることでしょう。私たちコーチトピアはまた、アイテムがはじめてつくられるときだけでなく、二度目の人生を迎えてリカットやリメイクされる際に、廃棄物を最小限におさえるためのプロポーショナルデザインの新技術も探究しています。
ためしながら、進みつづける。
私たちは、クラフトマン、デザイナー、サプライヤー間での絶え間ないフィードバックループを通じて、アイテムが何度でも生まれ変われるようにデザインの改良に取り組んでいます。また、伝統ある高級レザークラフトマンシップによって大きなスケールでサーキュラーエコノミーの実現を目指すうえでの課題を、Coach(Re)Lovedプログラムを活かしながら日々見きわめようとしています。こういった試みや学びは、プロトタイプの場であるコーチトピアにダイレクトに反映されています。私たちコーチトピア チームは、耐久性や機能性を損なうことなく簡単に分解できる新しい設計と製造方法を研究し、試作しているのです。
旅しつづけるアイテムたち
年式やコンディションに関係なく、ご愛用いただいたコーチトピア アイテムのお引き取りをします。その後は手放されたアイテムに修復やアップクラフト、リメイクを施し、アイテムが寿命を迎えれば完全にリサイクルへ。私たちコーチトピアは、明確な循環型のルートを定義しています。
いつでも、おかえりなさい
コーチトピア アイテムを使用しつづけ、廃棄処分しないという私たちのコミットメントの一環として、そしてアイテムが複数のオーナーの間で受け継がれ、何度でも生まれ変われるサークルを形づくるために、コーチトピア アイテムであれば年式やコンディションに関係なくお引き取りいたします。COACHストアでは、ご愛用のコーチトピア アイテムのトレードイン(下取り)が可能です。元の販売価格とコンディションに基づいてCOACHスタッフが査定し、査定価格相当のストアクレジットをお客様が受け取る仕組みに。まだご愛用品を手放す準備ができていませんか?そうであれば、COACHのレザーケアとリペアサービスをご活用ください。
どんな未来がまってる?
私たちは、チームやパートナーたちと連携し、愛用されたコーチトピア アイテムに新たな使いみちを見つけることで、その素材が最高の価値で使用されつづけるように絶えず取り組んでいます。この目標を実現するため、アイテムやその素材が修復され、リメイクされ、やがてリサイクルされるための明確なルートを定義しました。私たちコーチトピアは、最小のスクラップを循環させる方法にまで配慮しています。
アイテムの旅路を知る
それぞれのコーチトピア アイテムには、そのアイテムが環境に与える影響、素材やデザインの詳細と、アイテムがたどったヒストリーを記録できる独自のデジタルパスポートが付属します。このヒストリーは、リペアやトレードイン、リサイクルといったライフサイクルイベントが起きるたびに更新されます。持ち主にとって、愛用品のルーツとその環境への影響を詳しく知ることができるだけではありません。このデジタルパスポートによって、コーチトピア アイテムが私たちのもとに戻ってきたとき、それがサーキュラージャーニーのどこに位置しているのかを把握でき、次のライフサイクルに向けて最適な準備を進めることができるのです。